■RR6は写真的、RR7はゲーム的な絵作り。
まず見て判る事は、
リッジ6は、青と緑のレベルが高くて、コントラストが高めな画面に仕上がっています。
青みが多いのは、写真的、TV的、海外向けな絵作りを目指したからだと思われます。
コントラストが高いのは、HDRを適応している為ですが、黒が潰れているのが難点です。
リッジ7は、色は偏っておらず、コントラストはやや低めな画像に仕上がっています。
癖の無い画面ですが、その反面、ゲーム的な質感になってしまい、うそ臭く見えます。
また、コントラストが低いので黒が潰れる事はありませんが、のっぺりした印象の絵作りです。
リッジ6の方がやや現実に即した絵に仕上がっていますが、どちらが良いかは好みの範疇でしょう。
両方の画像をRGBに分解してみると、その傾向がはっきりと判ります。(上図)
リッジ6は、ハイライトとシャドウのレベルが高く、特にGのハイライトとシャドウが高い。
リッジ7は、中間調のレベルが全体的に高く、ハイライトとシャドウは控えめ。
どちらもBのハイライトのレベルが高いのは、空の青さがあるからです。
さて、この違いは、xbox360(ATI)とPS3(nVidia)の機器的な差異かと言えば、そうとも限りません。
360用ソフトは、高コントラストな傾向はありますが、青みがかってはいません。
360用ソフトは、海外発売が前提で開発される多い事や、HDRを多用したソフトが多い事から、
機器的な差に加えて、海外向けのデザインである事も関係していると思われます。
ちなみに、リッジ6はカラー補正、リッジ7はコントラストを少し上げると、殆ど同じ画像になります(笑)
ただし、リッジ6はHDRの効果が強い為か、シャドウとハイライト部分が強めですね。