■結局、リッジ7って波の表現は無いの?
さて、最後は一番話題になった画像で締めたいと思います。
結局どうなのか見ていきましょう。
□1080p+FSAAなし VS 720p+FSAA+スケーリング1
何度も書いてますが、リッジ7のネイティブ1080p出力は伊達ではありません。
ランドマークの鉄橋?を200%に拡大したものです。
リッジ7は、若干アモレが生じていますが、きちんと鉄橋が表現されています。
一方、リッジ6では大きく破綻が生じており、目立ちますね。
手前の橋はリッジ6の方が滑らかですが、FSAAやスケーリングでカバー仕切れない、
高解像度が必要な部分では、やはり1080pの効果が利いている様です。
□1080p+FSAAなし VS 720p+FSAA+スケーリング2
今度は柵の金網に注目して下さい。どちらの画像も暗すぎたので、見易いように補正を掛けました。
リッジ7では、左側へ行くほどアモレが発生し、金網がハッキリと見えなくなります。
リッジ6では、左側へ行ってもそれ程変わりありません。
これは、リッジ7の様な高解像度+FSAAなしの場合、
アモレが発生しない高解像度を必要とする画像の場合は、綺麗に映りますが、
アモレが発生してしまうと、そのまま出力されます。
一方、リッジ6の様にFSAA+スケーリングされている場合、
アモレが発生しない高解像度を必要とする画像の場合は、破綻が増えますが、
アモレが発生する画像の場合は、上手く補正出来るので綺麗に出力されます。
双方の特性が良く出ている一例ではないでしょうか。
しかし、360のアップスケーリングって結構綺麗に見えますねぇ。
□結局、波はあった。でも・・・
話題になった波の表現ですが、判り易いようにリッジ7の方に補正を掛けてみました。
結局の所、リッジ7も波の処理はしています。(見え難いと言うか、凪の状態?)
Impress辺りにも波が見えるスクリーンショットがあったような?
ただし、見ての通りバンプマッピングは使っていないか、効果が薄いですね。
また、この画像では見えませんが、リッジ7の手前の橋は太陽光が裏に回って映りこんでいます。
これは、最近の疑似HDRレンダリング表現の定番、ライトブルーム効果です。
擬似と書いたのは、太陽光が水面に映りこんでいないからです。
リッジ6も、ライトブルームがありませんし、擬似HDRの可能性が高いですね。
後、どちらも周りの背景が、水面に映りこんでません。
動的トーンマッピングはどっちもやってたかな?これも擬似かもしれませんが・・・。