□生存権は、宗教の自由より勝る
輸血拒否を教義とする宗教団体「エホバの証人」の信者への対応指針を持っている病院のうち、
75%が「親が子供への輸血を拒否しても、救命に必要なら輸血に踏み切る」としていることが
24日、兵庫県立こども病院麻酔科の香川哲郎医師による調査で分かった。
8%の病院は信仰に基づく親の意思を尊重し「輸血しない」と回答。(略)
エホバの証人の信者は国内に22万人いるとされる。(略) by FLASH24
エホバの証人ですか、小学校の同級生にも居ましたね。
22万人と言う数字が多いのか少ないのかは分かりませんが、結構居るのですね。
私の場合は、幸い(?)輸血するような病院では働いていません/いなかったので、
そういった場面に出くわした事はありませんが(´_ゝ`)
この問題は、記事中にもあるように、子供の生存権と親の信仰の自由、
どちらを優先させるのかと言う所にあります。
私は、表題に有るとおり、生存権が勝ると思います。
子供は、権利を行使できない事が多い為、成人するまで保留し義務は免除されます。
だからと言って、権利を放棄した訳では有りません。
基本的人権である生存権に、整合性が取れているのかで判断されるべきでしょう。
この場合、いかなる理由があろうと、親が子供を殺す事は許されません。
確かに、信仰を学ぶ事は教育の一環としては許容される物ですが、
親の宗教観を、判断の着かない子供に強要する事は不当な行為でしょう。
そういった判断は、成人してからすれば良いし、医療も本人の主張の元で対応すれば良い。
自己のエゴの為に、子供を犠牲にするな。と、そういう訳です。
とは言っても、アホな親が訴訟を起こすので、医療側としては困る訳ですよね。
緊急避難の規定で何とかならないものかと思うのですが…どうなんでしょうね。
地方裁はアホな判決が出やすいし、途中で和解と言う事も多いんじゃないかなぁ。
まぁ、病院側で予め輸血するという事を言っておけばいいのかな。