磨硝子の外を
白い蝶が乱舞する
水墨の風景に
ふと、
とおい空に青がまじる
暖かい布団の中
私の腕は冷たく、そして病んでいる
雪明りの部屋、眠る私
溢れる泉と壊れかけの器
嗚呼、何故こんなに人恋しいのか!
おまえは黒水晶の中に何を見る?