あなたは幸せを
私は幸せを
二人は互いに
感じているのだろうか
私もあなたも
白い砂浜へ誘う
皆はそう望むけれど
扉があるわけでもなく
ひと時の暖かさを求め
息苦しい吐息を交わす
あなたと二人でただそれだけなのに
氷に血がにじむ
苦しさや寂しさから
逃げるように
白馬の王子様を待つ
誰かに成りすます
けれどそこは
いつもと変わりの無い
狭く暗い部屋の中
誰かが1人佇むだけ
触る事の出来ない物ばかり
蛇の首達をもたげさ迷う
ただ癒されたいそれだけなのに
疲れ落ちて眠る
ただそれだけ
けれど手に入る事は無く
ひたすら耐える目には
青い空と白い砂浜