今となっては、昔になってしまったあの頃。
思い返せば懐かしく幸せだった日々が-
あの日々がいつまでも続くと、どこかで確信していた。
その時は…
けれど、私達のまわりは激しく流れていて
立っているのさえやっとで、
ともすれば足をすくわれてしまう。
流されてしまえば、打ち揚げられるのを待つばかりだ。
ここには数百万の人が居るのに
会おうと思う人は一人も見当たらない。
世界はこんなに広いというのに
ただ、私だけが一人取り残されているような気がして・・・
そう….
いつも振り返りながら
変わることも無く
ただ、生き長らえている。