天文:太陽系に第10惑星

米航空宇宙局(NASA)は29日、
米カリフォルニア工科大などのチームがカリフォルニア州パロマ天文台の観測で、
太陽系の最遠部に冥王星より大型と見られる天体を発見したと発表した。
NASAは、太陽系10番目の惑星としている。

■ソース
Yahoo News


10番惑星?
これまでも10番目の惑星の候補とされる天体が太陽系の縁辺部で見つかっているが、
冥王星よりも小さいことから「惑星とは呼べない」と判断されてきた。
今回の“新惑星”は冥王星以来、75年ぶりの発見。暫定的な分析で、
冥王星と少なくとも同じか、1.5倍近い大きさがあるという。
現在、正確な大きさを特定する作業を進めており、
約半年後には正確なサイズが確定できそうだとしている。

発見された新惑星は、「2003UB313」と呼ばれ、太陽からの距離は地球の97倍、
冥王星と比べても2倍以上離れている。「カイパーベルト」と呼ばれる小天体が集まった領域に存在し、
その中で3番目に明るいという。2003年10月に観測されたが、距離が遠いために詳しいことがわからず、
今年1月に観測データを詳しく再分析した結果、太陽を周回する大型天体と判明した。

現在の観測で、新惑星は冥王星などと同じように、岩や氷の塊と推定されている。
スピッツァー宇宙赤外線望遠鏡の観測で見つけられないことから、月よりは小さいと見られている。
新惑星の正式名は未公表だが、すでに国際天文学連合に提案されたという。

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