クレアチンキナーゼ(CK/CPK)

CK/CPKは、骨格筋、心筋、平滑筋、脳に分布する酵素である。
クレアチンとクレアチンリン酸との間を触媒する酵素であり、ATPの貯蔵/再産生に関与する。

CKの血中変動はこれらの臓器の損傷を反映する為、
進行性筋ジストロフィー、心筋梗塞などの障害部位の推定や重症度の判定を目的に測定される。
心筋梗塞では、発症後数時間から上昇し、20~24時間後に最高値になる。
進行性筋ジストロフィー、甲状腺疾患、中枢神経系疾患等は、症状の進行とともに高値になる。
また、老人・妊娠12-13週では10-20%低下、運動後や手術で上昇する。

正常値 男性=30~190IU/L 女性=20~150IU/L

心筋梗塞(500~2000 IU/L)
進行性筋ジストロフィー(200~2000 IU/L)
多発性筋炎・皮膚筋炎(200~2000 IU/L)

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