きょうの和歌

「桜の花のちり侍りけるを見てよみける」 古今和歌集 巻第ニ 春歌下 – 素性法師

花ちらす 風のやどりは たれか知る
我に教へよ 行きてうらみむ

桜を吹き散らす風は、どこの誰の所業か知らないか?
知っていたら是非教えて欲しい。問い詰めに行きたいから。

春の象徴である花・・・桜が散る事は春が終わる事であり、嫌な梅雨や夏が近づく事を意味します。
まぁ、うんざりする様な湿気や熱さに、恨みの一つでも言ってやりたい気分は、
今も昔も変わらないと言う事でしょうか?
じめじめするこの頃にはぴったりな歌ですね。

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