□AIとイェルVer 4.31
シズノ(イェル)の正体は、大方の予想通り人工幻体。
イェルと言うのは、人工幻体の事で固体名も兼ねているといった所でしょうか。
『イェルって呼ぶのは、幻体を幻体って呼ぶ様なものだろ?』に繋がって来るわけですね~。
以前のキョウがどうやってその事実を知る事になったのかは謎ですが・・・。
(イェルver4.31って、プロジェクト2501みたいでなんとなくイイネ!)
さて、この人工幻体。幻体と言うよりAIに近いシロモノですね。
作中のAIは、無数のアルゴリズムを組み合わせで、心があるかのように見せ掛けています。
人間臭さを高度に再現し、見分けが付かない状態です。(だからあえて2次元にしている)
チューリングテストも余裕でパスするでしょう。ただし、見せ掛けであって心は無い。
ナーガは、このプログラム部分を量子化する事で、揺らぎを作り心を作り出そうとした。
そうして作られたのがシズノ(イェル)であり、心があると証明しようとした結果が人間の幻体化。
シズノにしてみれば、知らない内に自分のせいで人類を絶滅させてしまった事になるし、
復元者をバケモノと呼んでたのに、それと大差無いわで、その心中やさぞかし・・・。
しかし、シズノ先輩って人間に実体化出来ないのかね?
体の方は何とかなりそうだし、その体に意識をダウンロードすれば良いと思うのですが。
それとも、イェルの意識の量子状態と、人間の意識の量子状態では、
確定的な差が存在していて、実体化させても意識が無い状態なのかな。
とするとイェルは、AIでもなければ人間でもない宙ぶらりんな存在と言う事になります。
つくづく報われない人ですねぇ(´Д⊂
自分と言う存在が釈然とせず、人類は自分の為に無くなり…知った時は暗闇の真っ只中。
そこでキョウが颯爽と現れ、名付けられた事で自己の保持が出来た=暗闇から救ってくれた。
と言うことなんでしょう。いかにキョウの存在が大きかったかが分かります。