TOKIO

暗がりに顔が浮かぶ向こうでは
星海が線を引いて消えて行く
墓標の群れに明りが灯る頃
蛙の声が戸を越えて流れる

苔生える石畳は続き
灯篭がその上に並ぶ
橙の気だるい日がある頃
。。。

見るでもなくつけっ放し
あてもなくチャンネルを変える
振り返ればそこには
遠く離れた故郷を思い出す

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