何時までも続くトンネルであるかの様に
降る雨は、熱していた街を冷やして行く
雨音を楽しむには、少し忙しい。そして
何時ものけだるさと虚しさに包まれる。
結局、一人相撲だと感じても仕方の無い事だ
気にしなければ良いのだろう事を
いつも問い詰めたくなるのを抑えるのは…
言わないだけ、ましになったと言う事か?
ただ、嫌われたくないから優しくする
吐き気がする様な考えには眉を顰める
どうしようもなく、
そうしなければならない事にも
落ちては散る音に耳を傾ける
誰に聞かれるでもなく
皆に等しく、過ぎて行き
世の中の不条理さを一時忘れさせる