薄闇 モニターの灯に照らされて 薄ぼんやりと映る蛍光灯 うるさい蝉は静まり、虫が鳴き 葉音が波打ち、雨が近づく 要らない存在なのだと そう言う想いに苛まれ 鬱々とした日を過ごすのだ 結局は分らないままに・・・ 明るさを求めては スクリーンを虫が這い回る 眠たい顔を擡げ 無心に縫いさる