星空に…

白い空と緑の木
ゆらゆらと流れて
蒼い窓が広がれば
一筋の線が引かれるよ

誰も居ない部屋の中
1人で眺めては
ブーンと音がするだけ
穏かに日差しが入るの

寂しい事も一度置いて
ゆるりと座る
移り行く雲を見ては
目を閉じる

ぽつりぽつりと人が来て
灯りが点り始め
人声と足音が
響き鳴らされるわ

ふっと我に返れば
冷えた背中と胸と
口元を拭いて戻るよ
鐘の音と共に

少し先を見上げては
胸をときめかせて
筆を取り走らせると
針が明日へ進む

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