拝啓…

困った顔に何とはなく
会いたいとは言えなくなった
ぬかるむ足に引きづられ
また遠くなった気がして―――

きっかけは貴方が言わせた私の言葉
時間は過ぎ去り 夜はふけ
想いは突き刺し 眠りに就く
暫く残った勘違いと心配に心焦す

久々見る車窓の外を想像しながら
コンソールスクリーンに重ね
好きとは言え無くなった私は
足を踏み出しホームへ入る

櫻は散り、祭りが近くなる
特に変わらぬ日常と関係
何も変わらぬ詩作や情熱
少しも揺らぎはしない貴方は?

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