今はI 何時からだろう 遠くばかりを見るようになったのは あちらへ行くほど 輝きが増し、辺りは翳む 結局は変わりはしないのに 私は見逃しながら見つめている 辺りは鬱々とした空が漂い 黄昏が詰め込まれている 泥に埋もれた地平は 離れを薄くする もがいて進んだとしても、変わらぬ風景があるばかり 一万年待った。と聞き 考える どこまで待てるだろうかと 道は無く、先はどこにあるや 歩き出して間もない 今迷うにはまだ早い