火送り 貴方に追いつくのは何時の日か 貴方の声、貴方の目、貴方の髪 他愛ない事に、戸惑う あの山を越えたなら見えるだろうか 遠くに花火の音がして そう言えばどこかで祭りが あったのだろうかと 思い出す 目の前は原色の世界 響きに包まれる 時計の針が進む音を聞きながら キーを叩く 雨音が何故か聞こえ 何を思うでもなく 何かを思い 夢を見ながら眠ろうとする