□実話：チョット怖いお話

一昨夜の事です…、時間は覚えていませんが、2時位かな？
嗚呼、ちょうど丑三つ時って奴ですね。

お盆休みも無く作業をしてようやく床に就いたのですが、
その日も相変わらず寝苦しく、ゴロゴロ布団を転がっていると・・・。

ザクッ・・・ザクッ・・・

開けっ放しの窓の向こうから、地面をスコップで掘る様な音がします。
実は我が家は、通りを挟んですぐに小学校があります。
音はどうやらそちらからするようです。

気になったので外を見てみると、一台のタクシーが止まっていました。
エンジンは掛かっておらず、人も乗っていないようです。
音はその辺りからするようです・・・。

ザクッ・・・ザクッ・・・

音がするあたりを見ますが、四角に入っているのでしょうか？
街灯に照らされていると言うのに、だ～れも見当たりません。

暫くして、音がしなくなりました。さすがに気になり、もう一度外を見てみると・・・。
止まっていたタクシーは居らず、まるで何事も無かったかのような静けさでした。
タクシーのエンジン音なんて聞こえなかったのに、どこへ行ったのでしょうか？
それに、音がした辺りには桜の木が植えてあります。

もしかして・・・・(‘Д’)!?
その夜は、お察しの通り、気になってさらに眠れない夜となりました。
夜が明けて、音がした辺りに行ってみましたが、掘り返した後は無く・・・。
アレはなんだったんでしょうかねぇ？