帰り道

紫陽花色に染まる空と
色付いた葉と風が
濡れた私を
心地よい涼しさへと誘う

街外れの公園で寄り添う恋人達
犬と通りを歩くおばさん
遠くを流れる雲のせいか
ふと、軽やかに前へ進む

もっと素直になれたら

虫の音、唸る機械
融けいく氷 車の音
高鳴る鼓動、乾いた微笑み
降り注ぐ雨雫

ゴツンゴツンと壁を殴りつける
矛先の形は既に無く
血と肉の塊となり
あたりに、散らばって行く

暗い情念を載せて
いつまでも殴り続ける
終わりは来ない 言われた通り、
矛先が仕舞われるを待つほかには

早く別れてしまえばいい
本気でそう思う自分がいる
だが、もし、そうなったなら
私は泣き崩れてしまうだろう

何故私が気を使わなければならないのか?
何故私に気を使われているのか?
状況が変われば立場も変わる
相手の余裕に私は苛立つ

一歩一歩、苦しくなる
一歩一歩、離れていく
だが、それがどうしたと言うのだ
先に進むしかないのだから

雨に抱かれる。わざと濡れれば
流れて行くような気がして
何をしたら良いかなんて分らない
でも、次へ行こう

雑感

青く澄んだ空が広がり
雲は思い思いに行き交う

差し込む光は
部屋を乳白に染めた

私は、それらを見つめているだけだ
ただ、何も思わず ぼんやりと

しかし、時はそうさせない
川から這い上がるのにやっとな私に何ができようか

+ + + + + + + + + + + + + 

いい人とは
どう言う意味だろうか?
居ても居なくてもいい人
自分に都合がいい人

いつも、決まったこのように
こう言うのだ
曰く、貴方はいい人だけれど…
曰く、貴方はいい人だから大丈夫

おそらくは他意がないのだろう
だが、そうだろうか?
ただただ、自分の印象を悪くしない為
それだけなのではないか、、、

そう考える自分が悪いのだ
今は、ただ、疲れるだけである
優しい言葉さえ
踏みつける様では